
【食】身体と心を育てる“日々の選択”
―― 3S Life 実践ガイド #04
食べることは、生きること。
けれど、忙しい日々の中で、いつの間にか「ただのエネルギー補給」になっていませんか?
食は、私たちの身体をつくり、心を落ち着かせ、暮らしにリズムを与えてくれます。
3S Lifeでは、「食べること」を生活の軸としてとらえ、
自分と向き合い、地球とつながる時間へと育てていきます。
目次
1|Simple(整える)|“足る”を知る食卓
「ちゃんと食べなきゃ」というプレッシャーは、
食事を負担に感じさせてしまうこともあります。
でも本来、食はもっと自由で、自分のリズムでいいのです。
- 一汁一菜でも、十分満ちる
- よく噛んで食べるだけで、満足度が変わる
- 食器や盛りつけを整えるだけで、心も落ち着く
食を整えるとは、「食べること」を丁寧に感じるということ。
それは同時に、自分をいたわる時間にもなります。。

2|Seamless(つなぐ)|素材と季節、人とつながる
食べ物には、背景があります。
育てた人、運んだ人、調理した人――
そうした「見えないつながり」を感じながら食べると、
ただの食事が、感謝の行為へと変わっていきます。
また、季節に合った食材を選ぶことは、
自然のリズムと暮らしのリズムをつなぐことにもなります。
食事を通して家族と「共有する時間」をつくる
春の苦味、夏の水分、秋の実り、冬の温もり
地元の野菜や旬のものを優先して選ぶ
3|Sustainable(続ける)|食の未来を育てる選択
持続可能な食とは、「地球にも身体にも無理をさせないこと」。
すぐできるアクションとして、次のようなものがあります:
- 無理に多く作らない、残さない
- 買いすぎない冷蔵庫管理
- 生ゴミを減らす・出汁ガラや野菜くずの再利用
- 買い物時は“裏のラベル”まで見て選ぶ
- プラ包装が少ない商品を意識する
また、非常時に備えた保存食の工夫も
「続ける食」の重要な一部です。

まとめ|食は、暮らしのリズムであり、自己肯定感
ちゃんと食べること。
それは「今日を生きた」と実感すること。
栄養素ではなく、“整えられた食の気配”が、心と身体を支えてくれます。
だからこそ3S Lifeでは、「食べること」を軽んじません。
食を見直すことは、自分自身と丁寧に向き合うことだからです。
【実践アクション|食を整える5つの習慣】
- 毎日1回は「静かな時間に、意識して食べる」
- 一汁一菜の日をつくる(力を抜く食習慣)
- 食材の裏ラベル(原産地・添加物)を見るクセをつける
- 冷蔵庫を週に一度“リセット”してフードロスを防ぐ
- 非常食や乾物など、備えの食材をストック&ローテーションする
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