このブログは、3S Lifeを構築することを目的にしています。
3S Lifeは、
Simple
Seamless
Sustainable
の3つになります。
この3つを指針として、生活したりすることを考えています。
今回は、この考え方について詳しく説明したいと思います。
「ミニマルな生活をいつでも、どこでも!」
私が生まれた頃は1980年代でしたが、当時は経済成長が人生の幸福であると信じられていた時代でした。
私自身も子供ながら、それが正しいのだと感じていました。
しかし、小学生頃から環境問題や人権問題が話題にあがるようになってきました。
特に小学校の担任の先生がリベラル的な思想の方だったこともあって、そのような問題について聞く機会が多かったのでした。
そんな世の中の価値観が変わり始めた頃に、経験したのが阪神・淡路大震災でした。
私の家は、地盤の比較的強いエリアであったこともあって、ケガする程度でことなきを得たのですが、街を眺めたとき、世界が一瞬で変わってしまうことを感じたのを覚えています。
そんな環境の影響か、自分が何を信じて生きるべきなのか、世の中の常識は本当にあっているのか
そんなことを考えるようになりました。
その疑問は、30代になるまで答えることができませんでした。
この間にも、世の中の価値観がどんどん変化していく経験をしました。
平成の大不況
インターネットの登場
グローバル経済
地球温暖化問題
地震
SNSの登場
そして、パンデミック
さまざまな経験を通じて、これからの時代は変化に対応できないといけない世界なのかと感じました。
この時代を日本で経験した方ならきっと同じような感覚を得たんじゃないかと思います。
そこで、変化に対応できるような生活ってなんだろうと考えてみました。
それが3S Lifeのはじまりです。
「シンプルな生活スタイル」を目指す。
シンプルな生活スタイルとは、簡単にいうと、「質素なくらしをする」ってことです。
なんと味気ない という感じですが、オシャレな言葉で誤魔化さずに言えば、これが正解だと思います。
ただし、質素とは物理的なことを指しています。
モノや場所などによって、身動きしにくい状態をできるだけなくし、
そのかわりにできた余裕を、自分の楽しいことに集中させます。
つまり
「物理的制限を最小化し、精神的充足を最大化させる」
では、質素な暮らしがなぜ変化に対応できるのか
自分が持っているモノはできる範囲で、小さく、軽く、簡単にしていくように考えています。
なので、もし家が火事で逃げないといけなくなっても、最低限のものを持って即ダッシュすることができます。
また、突然、どこかへ行かないといけないことがあっても、短時間で新幹線に飛び乗ることもできます。
さらに、
日頃の生活をシンプルにしておくと、
例えば、海外旅行で異国の地での暮らしでも、すばやく日常を再構築することができます。
例えば、キャンプで野山で過ごすとき、いつものルーティンが心の安定になり得ます。
つまり、シンプルな生活をすることは、物理的制約を減らし、再構築しやすいルーティンを作ることで、変化に対応できるという仕組みです。
ちなみに、質素な暮らしをずっと我慢して続けることがいいとは思っていません。
夜中まで遊び倒したり、好きなだけ飲んで食べたりすることがあって然るべき。
ただ、普段は質素に、たまに祭りがあるという風な生活、「ハレ」と「ケ」を取り戻すことが大切だと考えています。
「どこでもできる生活スタイル」を目指す。
シームレスとは、さまざまな場所に移動する垣根を少しでも減らしましょう
という意味になります。
普段、街にお出かけした時、突然、2泊旅に出かけたりできますか?
ある日、仕事帰りに電車が止まって、帰宅難民になった時、いつもどおり過ごせますか?
普段から使用するものをカバンに入れて、出かけることができたらいいのに
と思い立ったのが、このシームレスの発想です。
普通に日用品を全部持ち出すとすると多分、毎日タンスを担いで生活することになるでしょう。
なので、生活必需品のうち、厳選した道具を軽く、小さく、簡易なレベルに落とし込めば、
なんとかカバンに入れることができるかもしれない。
そして、ある程度厳選できたら、日常からトラベル、アウトドア、災害時といったシーンに拡大して、
どこまで対応できるかと試しています。
つまり、シームレスは、あらゆる環境の変化にも対応できるようにする。
ということになります。
「ずっと続けられる生活スタイル」を目指す。
今日、サスティナビリティについて語られることが多くなりました。
それは、主として持続可能な経済活動を目指すことを目的として、環境問題対策の話になります。
3S のサスティナブルは、そんな後世への配慮ももちろん考えることをテーマとしていますが、
もうちょっと期間を短くして、自分のシンプルライフを継続し続けることもテーマにしています。
例えば、いつまでも元気に過ごすためにすることであったり、
持続的に心の余裕を持った生活をすることといった感じです。
日常生活をいかに快適に・豊かに過ごすことができるを考えることも一種のサスティナブルだと考えています。
ただし、経済面の豊かさのみに依存することなく、
また、地球の資源やエネルギーを必要以上に消費することなく、
自然法則の恒常性に沿えるような形に。
エントロピーの低い状態をいかに保てるかを考えています。
今回は、このブログテーマ「3S Life」について、お話しました。
きっと、この活動を続けていくうちに、方向性や見方が変わっていくことでしょう。
しかし、3S Lifeの目的は「変化に対応できる生活スタイル」
この変化の時代を生きていくためには、今必要なスタイルなのではないかと思い、
この活動を進めています。